- クラムボンは、「テープツリー」をはじめます。
-
〜去年の「ドラマチッカーズツアー」に来て頂いた方はもうお分かりですね。
来られなかった方には初めての報告になります。
去年と一昨年に、僕らはある試みをしました。ツアーのリハーサル中に
録音していた「ジャムセッション」をCDに焼き、先着何名の方にライブ会場で渡しました。
このCDは、僕ら容認の上で「コピーを許可」していて、聞きたい又は欲しい人は
各自そのCDの持ち主にコピーをお願いしてもかまわないというものでした。
ただし、このCDを「販売したり、オークションなどで金銭的な交換が行われた場合、
ただちにこの企画は終了する」といったシビアな内容でもありました。
僕らの音源を使って、ミンナの交流の幅が広がれば、、、
音楽だけを使って、コミュニケーションの場が広がれば、、、、、
各自が責任を持って、アーティストの作品を管理してくれたら、、、、、、、、
この試みは、去年・一昨年の「cjammbon」、「cjammbon2001」というCDによって、
見事成功したのでした。
ひとえに「ファン」であるミンナのおかげで、素晴らしい結果になったわけです。
しかし、この「成功」はそれだけにはとどまりません。この成功は、
次の「新しい第一歩」に繋がる布石に近いものでした。
僕の大好きないくつかのバンドは、ライブ会場で演奏する音を録っても構わないという
スタンスで活動していたりしています。そのバンドが好きなファンの人たちは、
決して「金銭的な用途」でその音源を使おうとはしません
(好きなアーティストを裏切ることになることですからね)。
彼らはその音源を「トレード」という形で他のファンの人たちと「交換」するのです。
例えば、「何年の何月何日の何処そこの音源を持っています。
録音はポータブルのMDです。誰か他の日の音源と交換しませんか?」とか。
もちろん、「音源が無くても、もしよかったらコピーしますよ」とか色々ですし、
とにかく「ファン同士の交流手段」としてこの「録音」は使われているのです。
これらのシステムは、当然「送る側」、「もらう側」にはちゃんとした責任がともないます。
けれど最低限のルールさえ守れば、こんなに有意義な交流はないと思いません?
これが、「テープツリー」というものです。
今回から、僕らはこの「テープツリー」を始めようと考えています。
「Re−clammbon」ツアーから。
ただし、全てのライブ会場でやるにはまだ時間が必要ですし、実際問題、まだ本編の
ライヴをそのまま録音できる環境にすること(現在発表している全てのオリジナル楽曲の
演奏を録音すること)は、できません。
契約問題や、アーティスト管理会社(JASRACなど)の関係もあって、そこまでやるには、
まだまだ僕らがクリアしていかなくてはならないことがたくさんあります。
では、どうするのか?
そこで僕らが思いついたのが「ジャムセッション」というスタイルです。
本編のライブ終了後、もしくは開始前に演奏の場を設け、その音源を録音可能な
環境にするという方法。
僕らはつね日ごろから、リハーサルなどでセッションを繰り返しています。
その中にはそのまま楽曲としても使えそうな内容もあり、
よく録音して自分たちで楽しんでいました。
そのクオリティに関しては、去年、一昨年の「cjammbon」、「cjammbon 2001」でも
聞くことができると思います。
持っていない人は、去年、一昨年の会場SEを思い出していただければ、、、、。
僕らだけしか楽しむことができなかったそのセッションを、みなさんに「聞いて」もらって、
なおかつ「録音」してもらおうということです。
この「テープツリー」に参加したい方は、以下の簡単な内容を守っていただければ
誰でも参加できます。
1、本編中のライヴ演奏中は、録音機器を入口の受付に預ける。
2、録音中は、普通のお客さんの迷惑になることはしない。
3、録音したもの(コピーした録音物も含めて)には、会場で渡す(注1)OCPLのステッカーを貼る。
4、録音したものは、どんな理由があろうとも「金銭的な用途」で使ってはいけない。
(注1)の「OCPL」とは、今回このジャムセッションの音源の扱いについて、
僕らクラムボンと一緒に考え、運用を行う団体「オープンクリエイション」の作ったライセンス文書です。
詳しくは、「OCPL」を作っている「オープンクリエイション」のサイト
http://www.opencreation.org/を見てください。
この「コミュニケーション手段」は、僕らがデビューする前からやりたいと思っていたことです。
僕らの「音」を使って、ミンナがもっともっと楽しい交流ができればと思って今回立ち上げました。
近い内に、この.comでも「テープツリー」のコンテンツを作るつもりです。
そこで、録音できる会場も随時報告できればいいなと思っています。
この「テープツリー」が、みなさんにとって新しいクラムボンの楽しみになりますように。
そして、末永く続いていきますように、、、、。
2002.5月03日 記
クラムボン ミト
|